2021年4月29日木曜日

アルファベット(GOOG) 2021年度第1四半期決算発表 500憶ドルの自社株買いも!




アルファベット(GOOG)が、2021年度第1四半期(2021年1月―3月)の決算を発表しました。

1Q2020 (1-3月)1Q2021 (1-3月)増減
売上$41,159$55,314+$14,155+34%
営業利益$7,977$16,437+$8,460+106%
純利益$6,836$17,930+$11,094+162%
EPS(希薄化後)$9.87$26.29+$16.42+166%

売上は、前年同期比+34%の増収です。

そして。

営業利益は、前年同期比+106%の増益。

分かりやすく言うと、営業による儲けが2倍以上に膨らんだということです。

純利益、1株利益に至っては、それぞれ前年同期比+162%、+166%と、2.6倍、2.7倍になっています。

果たして、どのようにして売上や営業利益がこんなに増えたのでしょうか。

次に、セグメント別の売上、営業利益を見てみましょう。

まずは売上から。

売上1Q2020 (1-3月)1Q2021 (1-3月)増減
グーグルサービス$38,198$51,178+$12,980+34%
グーグルクラウド$2,777$4,047+$1,270+46%
その他将来嘱望企業$135$198+$63+47%
ヘッジ利益・損失$49-$109-$158-322%
売上合計$41,159$55,314+$14,155+34%

まずは何と言っても、グーグル検索やユーチューブの広告などで売上の92%を占める「グーグルサービス」が、前年同期比+34%というのが大きいです。

また、「グーグルクラウド」は、まだ売上の7%しかありませんが、前年同期比+46%の増収となりました。

「その他将来嘱望企業」も、+47%と頑張っています。

セグメント別の営業利益はどうかと言うと、、、。

営業利益1Q2020 (1-3月)1Q2021 (1-3月)増減
グーグルサービス$11,548$19,546+$7,998+69%
グーグルクラウド-$1,730-$974+$756-44%
その他将来嘱望企業-$1,121-$1,145-$24-
ヘッジ利益・損失-$720-$990-$270-
売上合計$7,977$16,437+$8,460+106%

残念ながら、利益を挙げているのは、相変わらず「グーグルサービス」だけでした。

前年同期比+69%の伸びです。

そして。

前回の決算で、実は赤字だったと判明して驚いた「グーグルクラウド」は、今回もまた赤字でした。

しかし。

赤字といえ、その幅は急激に減っています。

黒字化するのも時間の問題ではないかと期待しています。

(関係ない話ですが、赤字→赤字でその赤字幅が減った場合の増減率はプラスなのでしょうか、それともマイナスなのでしょうか。この場ではとりあえず▲44%としておきます)

そして。

最後に嬉しいお知らせにも触れておきましょう。

株主還元策として、500憶USドルの自社株買いが承認・発表されました。

今後、適切な時期に実施されるとのことです。

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