フェイスブック(FB)が、2021年度第1四半期(2021年1月ー3月)の決算を発表しました。
売上は、前年同期比+48%の増収です。

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フェイスブック(FB)が、2021年度第1四半期(2021年1月ー3月)の決算を発表しました。
1Q2020 | 1Q2021 | 増減 | % | |
売上 | $17,737 | $26,171 | +$8,434 | +48% |
営業利益 | $5,893 | $11,378 | +$5,485 | +93% |
純利益 | $4,902 | $9,497 | +$4,595 | +94% |
1株利益(希薄化後) | $1.71 | $3.30 | +$1.59 | +93% |
スターバックス(SBUX)が、2021年度第2四半期(2021年1月―3月)の決算を発表 しました。
売上は、前年同期比+11%の増収でした。
2Q2020 (1-3月) | 2Q2021 (1-3月) | 増減 | % | |
売上 | $5,995.7 | $6,668.0 | +$672.3 | +11% |
素晴らしい。
利益はどうでしょうか。
まずは米国会計基準のGAAPから。
GAAP | 2Q2020 (1-3月) | 2Q2021 (1-3月) | 増減 | % |
営業利益 | $487.4 | $987.6 | +$500.2 | +103% |
純利益 | $328.4 | $659.4 | +$331.0 | +101% |
EPS(希薄化後) | $0.28 | $0.56 | +$0.28 | +100% |
DPS | $0.41 | $0.45 | +$0.04 | +10% |
営業利益は、前年同期比+103%と倍増。
純利益も、+101%の倍増。
従って、1株利益も+100%の倍増。
これは凄い。
Non-GAAPでも。
Non-GAAP | 2Q2020 (1-3月) | 2Q2021 (1-3月) | 増減 | % |
営業利益 | $554.2 | $1,075.8 | $521.6 | 94% |
EPS(希薄化後) | $0.32 | $0.62 | $0.30 | 94% |
営業利益は、前年同期比+94%とほぼ倍増。
1株利益も、+94%とほぼ倍増。
これまた素晴らしい。
以上をまとめると。
立派な増収増益でした。
ところが。
決算発表後の株価は、▲3%超の下落という酷い仕打ちを受けました。
米国時間4月28日終値 112.40USドル 前日比▲3.75USドル(▲3.23%)
何ということでしょう。
増収増益で何の不満があるのでしょうか。
理由は例によって、市場予想に届かなかったから。
まだコロナ禍なんです。
増収増益ならいいじゃないですか。
でも。
心配はいりません。
結局のところ、株価はどうせまた直ぐに上がります。
アルファベット(GOOG)が、2021年度第1四半期(2021年1月―3月)の決算を発表しました。
1Q2020 (1-3月) | 1Q2021 (1-3月) | 増減 | % | |
売上 | $41,159 | $55,314 | +$14,155 | +34% |
営業利益 | $7,977 | $16,437 | +$8,460 | +106% |
純利益 | $6,836 | $17,930 | +$11,094 | +162% |
EPS(希薄化後) | $9.87 | $26.29 | +$16.42 | +166% |
売上は、前年同期比+34%の増収です。
そして。
営業利益は、前年同期比+106%の増益。
分かりやすく言うと、営業による儲けが2倍以上に膨らんだということです。
純利益、1株利益に至っては、それぞれ前年同期比+162%、+166%と、2.6倍、2.7倍になっています。
果たして、どのようにして売上や営業利益がこんなに増えたのでしょうか。
次に、セグメント別の売上、営業利益を見てみましょう。
まずは売上から。
売上 | 1Q2020 (1-3月) | 1Q2021 (1-3月) | 増減 | % |
グーグルサービス | $38,198 | $51,178 | +$12,980 | +34% |
グーグルクラウド | $2,777 | $4,047 | +$1,270 | +46% |
その他将来嘱望企業 | $135 | $198 | +$63 | +47% |
ヘッジ利益・損失 | $49 | -$109 | -$158 | -322% |
売上合計 | $41,159 | $55,314 | +$14,155 | +34% |
まずは何と言っても、グーグル検索やユーチューブの広告などで売上の92%を占める「グーグルサービス」が、前年同期比+34%というのが大きいです。
また、「グーグルクラウド」は、まだ売上の7%しかありませんが、前年同期比+46%の増収となりました。
「その他将来嘱望企業」も、+47%と頑張っています。
セグメント別の営業利益はどうかと言うと、、、。
営業利益 | 1Q2020 (1-3月) | 1Q2021 (1-3月) | 増減 | % |
グーグルサービス | $11,548 | $19,546 | +$7,998 | +69% |
グーグルクラウド | -$1,730 | -$974 | +$756 | -44% |
その他将来嘱望企業 | -$1,121 | -$1,145 | -$24 | - |
ヘッジ利益・損失 | -$720 | -$990 | -$270 | - |
売上合計 | $7,977 | $16,437 | +$8,460 | +106% |
残念ながら、利益を挙げているのは、相変わらず「グーグルサービス」だけでした。
前年同期比+69%の伸びです。
そして。
前回の決算で、実は赤字だったと判明して驚いた「グーグルクラウド」は、今回もまた赤字でした。
しかし。
赤字といえ、その幅は急激に減っています。
黒字化するのも時間の問題ではないかと期待しています。
(関係ない話ですが、赤字→赤字でその赤字幅が減った場合の増減率はプラスなのでしょうか、それともマイナスなのでしょうか。この場ではとりあえず▲44%としておきます)
そして。
最後に嬉しいお知らせにも触れておきましょう。
株主還元策として、500憶USドルの自社株買いが承認・発表されました。
今後、適切な時期に実施されるとのことです。
今朝、寝ぼけ眼でパソコンを開いた瞬間、このニュースで一気に目が覚めました。
「アマゾン、株式分割を計画?」
早ければ米国時間4月29日に、決算発表と共に株主分割も発表されるのではないか、とのことです。
おー、遂に来たか!
こちらが、株式分割の噂の大本になったツイートです。
BREAKING: Traders says an @amazon stock split is likely in 2021 possibly as early as Thursday when co reports earnings catapulting @JeffBezos significantly ahead of @elonmusk as the world's richest person as move would allow $AMZN to join the Dow more now @FoxBusiness
この株式分割の噂は全世界を駆け巡り、アマゾン(AMZN)の株価は+2%の上昇となりました。
米国時間4月26日終値 3,409.00USドル 前日比+68.12USドル(+2.04%)
+2%か、、、。
もちろん、株式分割をしても企業価値に影響がないことは分かっています。
それに。
アマゾン(AMZN)のような高額の株式が+2%上昇するのは凄いことです。
しかし。
これだけのニュースで+2%しか上っていないのか。
というのが私の正直な感想でした。
何とも中途半端は盛り上がり。
ということで。
噂を聞きつけた人たちの間でも、頭のどこかで、
「本当かなあ、、、?」
と思っている気配を感じています。
一方で。
火の無いところに煙は立たないとも言います。
何しろ、余程の自信がなければ、こんなスイートをするはずもないでしょうから。
ということで。
もちろん、アマゾン(AMZN)の株式分割は望むところではありますが。
今のところ、私はまだ半信半疑の状態です。
日本時間4月30日(金)の決算発表を、固唾を飲んで待つことにしましょう。
そう言えば。
私も以前、株式分割、株式分割と騒いでいた時期がありましたが、最近はすっかり忘れていました。
ということで、最後に一句。
「分割は 忘れたころに やってくる」
果たして、どのような決算が発表されるのでしょうか。
発表前に、お浚いをしておきましょう。
前回の決算時に発表されたガイダンスでは、Non-GAAPの1株利益が前年同期比+41%~+56%と、大幅な増益が予想されていました。
Non-GAAP | 2Q2020実績 | 2Q2021ガイダンス | 増減 | 増減 | ||||||
EPS(希薄化後) | $0.32 | $0.45 | ~ | $0.50 | +$0.13 | ~ | +$0.18 | +41% | ~ | +56% |
そして。
直近の市場予想では?
Non-GAAP | 2Q2020実績 | 2Q2021市場予想 | 増減 | % |
売上 | $5,995.7 | $6,790.0 | +$794.3 | +13% |
EPS(希薄化後) | $0.32 | $0.52 | +$0.20 | +63% |
売上は、前同期比+13%の増収。
1株利益は、前年同期比+63%の増益が予想されています。
スターバックス(SBUX)のガイダンスの幅の更に上を行っています。
どうやら、好調さは継続中。
嬉しい限りです。
そして、株価の推移を見てみると。
昨年コロナ禍で下落したものの、この好調さを反映して、この1年で順調に回復するどころか、コロナ禍以前の高値を優に超えています。
道理で、最近、コーヒーが美味いわけです。
ということで。
今回の決算も大いに期待できそうです。