2020年11月6日金曜日

アマゾン(AMZN) 2020年度第3四半期決算 何だ、このフリーキャッシュフローは?!

前回は、2020年度第3四半期(2020年7-9月)の決算が、増収増益であったことを紹介しました。

⇒ 「アマゾン(AMZN) 2020年度第3四半期(2020年7-9月)決算発表」

今回は、フリーキャッシュフローがどうだったかを見てみたいと思います。

アマゾン(AMZN)が最も重要視しているのは、決算の説明でもまず初めに触れられる通り、キャッシュフローです。

アマゾン(AMZN)=フリーキャッシュフローの最適化です。

まずは、フリーキャッシュフローのベースとなる営業キャッシュフローを押さえておきましょう。

直近1年間~2019.09~2020.09増減
営業キャッシュフロー$35,332$55,292$19,960+56%
投資キャッシュフロー-$24,317-$46,110-$21,793-
財務キャッシュフロー-$1,960-$4,105-$2,145-

9月末までの直近1年間の営業キャッシュフローは、前年同期比で+56%伸びています。

掴みはOKです。

次に、アマゾン(AMZN)が毎回発表している3つのフリーキャッシュフローを見てみます。

尚、読み進める前に、是非、こちらをご一読下さい。

読めばお分かりいただけると思いますが、この内容はアマゾン(AMZN)の広報部に直接問い合わせたものなので、間違いありません。

⇒ 「アマゾン(AMZN) フリーキャッシュフローが3種類もありますが何か? パート3 完結編

(以下、フリーキャッシュフローはFCFと表記し、3つのFCFはそれぞれ#1FCF、#2FCF、#3FCFと呼ぶことにします)

#1FCF=ファイナンスリースによる支出を考慮に入れない、いわゆるFCF

#2FCF=#1FCFに加えて、ファイナンスリースに関わる実際の現金支出を反映させたFCF

#3FCF=実際にはファイナンスリースも利用しているが、全ての設備を即金で購入したと仮定した場合のFCF

以上を踏まえて、下のグラフをご覧下さい。

アマゾン(AMZN) フリーキャッシュフローが3種類もありますが何か? パート3 完結編」を読まれた方ならお分かりの通り、我々株主が把握しておくべきフリーキャッシュフローは、#2FCFです。

なぜならば、「アマゾン(AMZN) フリーキャッシュフローが3種類もありますが何か? パート3 完結編」を読んだ方ならお分かりの通り、

#1FCFは、ファイナンスリースが考慮されていないフリーキャッシュフローで、

#3FCFは、仮定のフリーキャッシュフローだからです。

ということで、9月末までの直近1年間の#2FCFを見てみると、14,581百万USドルから18,379百万USドルに、+3,798百万USドル増加しています。

率にすると、前年同期比+26%の伸びです。

その結果、投資キャッシュフローや財務キャッシュフローの影響もありますが、9月末の現金および現金相当額は、以下の通り+28%増加しました。

2019.09末2020.09末増減
現金および現金相当額$23,554$30,202$6,64828%

「コンフィデンスマンJP」で、大金を手にしたダー子こと長澤まさみが、札束を噴水のように放り投げているシーンが思い浮かぶのは、私だけでしょうか。

アマゾン(AMZN)に投資しないという選択肢など、考えられない訳です。

この結果を見て、「孤独のグルメ」の井の頭五郎さんなら、静かにきっとこう言うことでしょう。

「ご馳走様でした」

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