2020年11月9日月曜日

スターバックス(SBUX) 2020年度第4四半期(2020年7-9月)決算発表 嬉しい増配

スターバックス(SBUX)が、2020年度第4四半期(2020年7-9月)の決算を発表しました。

スターバックス(SBUX)の決算は10月始まりなので、7-9月は第4四半期に当たり、また、通期の決算でもあります。


2020年度第4四半期

まずは、四半期の決算から見ていきましょう。

GAAP4Q2019 (7-9月)4Q2020 (7-9月)増減
売上$6,747.0$6,203.1-$543.9-8%
営業利益$1,083.3$558.3-$525.0-48%
純利益$802.9$392.6-$410.3-51%
EPS(希薄化後)$0.67$0.33-$0.34-51%

売上は、前年同期比で▲8%の減収でした。

前期(4‐6月)売上が前年同期比▲38%の減収だったことを考えると、驚異的な回復ともいえるでしょう。

しかし、営業利益は、前年同期比▲48%の減益、純利益と一株利益も▲51%の減益でした。

ただし、直営店のリストラクチャリング等に伴う一時的な費用を除いたNon-GAAPの数字は多少良くなっています。

Non-GAAP4Q2019 (7-9月)4Q2020 (7-9月)増減
営業利益$1,160.7$817.8-$342.9-30%
EPS(希薄化後)$0.70$0.51-$0.19-27%
DPS$0.41$0.45$0.0410%

営業利益は、前年同期比▲30%、一株利益は▲27%です。

前回決算発表時の一株利益のガイダンスが、$0.18~$0.33だったので、この$0.51はかなり良い数字ではないでしょうか。

Non-GAAP前回決算発表時ガイダンス4Q2020 (7-9月)実績
EPS(希薄化後)$0.18 - $0.33$0.51

嬉しいことに、配当も$0.45に増配です。


2020年度通期

次に、2020年度通期の決算を見てみます。

GAAP2019FY2020FY増減
売上$26,508.6$23,518.0-$2,990.6-11%
営業利益$4,077.9$1,561.7-$2,516.2-62%
純利益$3,599.2$928.3-$2,670.9-74%
EPS(希薄化後)$2.92$0.79-$2.1-73%

売上は、前年同期比▲11%の減収。

営業利益は、前年同期比▲62%の減益、純利益は▲74%の減益でした。

まあ、武漢ウイルス禍の今期は仕方ありません。

上記と同様にNon-GAAPの数字を見てみると、減益幅は慰め程度には良くなっています。

Non-GAAP2019FY2020FY増減
営業利益$4,560.0$2,133.2-$2,426.8-53%
EPS(希薄化後)$2.83$1.17-$1.66-59%
DPS$1.49$1.68$0.1913%

また、前回決算発表時の通期の一株利益のガイダンスが、$0.83~$0.98だったので、この$1.17はガイダンスを上回っています。

Non-GAAP前回決算発表時ガイダンス4Q2020 (7-9月)実績
EPS(希薄化後)$0.83 - $0.98$1.17

配当は、通期でも増配です。


2021年度ガイダンス

来年度の売上は、28,000百万USドル~29,000百万USドル、一株利益は$2.70~$2.90を見込んでいるとのことです。

Non-GAAP2020FY2021FY
売上$23,518$28,000 - $29,00019% - 23%
EPS(希薄化後)$1.17$2.70 - $2.90231% - 248%

伸び率で見ると、売上が前年度比+19%~+23%、一株利益が+231%~+248%。

今年度は武漢ウイルス禍の年で低迷したため、見かけ上異常な伸びとなっています。

ということで、前年度(2019年度)と比較してみましょう。

Non-GAAP2019FY2021FY
売上$26,508.6$28,000 - $29,0006% - 9%
EPS(希薄化後)$2.83$2.70 - $2.90▲5% - 2%

すると、売上が前々年度比+6%~+9%、一株利益が▲5%~+2%。

いい感じではないでしょうか。

このところ、また欧米を中心に武漢ウイルスの感染が広がって、ロックダウンが行なわれるようになってしまいました。

来年度が、このガイダンス通りになるよう祈りたいと思います。

早いところ、安全なワクチンが開発されて、ゆっくりスタバでコーヒーを飲める日が来てもらいたいものです。

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