スターバックス(SBUX)が、2020年度第4四半期(2020年7-9月)の決算を発表しました。
スターバックス(SBUX)の決算は10月始まりなので、7-9月は第4四半期に当たり、また、通期の決算でもあります。
2020年度第4四半期
まずは、四半期の決算から見ていきましょう。
売上は、前年同期比で▲8%の減収でした。
前期(4‐6月)売上が前年同期比▲38%の減収だったことを考えると、驚異的な回復ともいえるでしょう。
しかし、営業利益は、前年同期比▲48%の減益、純利益と一株利益も▲51%の減益でした。
ただし、直営店のリストラクチャリング等に伴う一時的な費用を除いたNon-GAAPの数字は多少良くなっています。
営業利益は、前年同期比▲30%、一株利益は▲27%です。
前回決算発表時の一株利益のガイダンスが、$0.18~$0.33だったので、この$0.51はかなり良い数字ではないでしょうか。
嬉しいことに、配当も$0.45に増配です。
2020年度通期
次に、2020年度通期の決算を見てみます。
売上は、前年同期比▲11%の減収。
営業利益は、前年同期比▲62%の減益、純利益は▲74%の減益でした。
まあ、武漢ウイルス禍の今期は仕方ありません。
上記と同様にNon-GAAPの数字を見てみると、減益幅は慰め程度には良くなっています。
また、前回決算発表時の通期の一株利益のガイダンスが、$0.83~$0.98だったので、この$1.17はガイダンスを上回っています。
配当は、通期でも増配です。
2021年度ガイダンス
来年度の売上は、28,000百万USドル~29,000百万USドル、一株利益は$2.70~$2.90を見込んでいるとのことです。
伸び率で見ると、売上が前年度比+19%~+23%、一株利益が+231%~+248%。
今年度は武漢ウイルス禍の年で低迷したため、見かけ上異常な伸びとなっています。
ということで、前年度(2019年度)と比較してみましょう。
すると、売上が前々年度比+6%~+9%、一株利益が▲5%~+2%。
いい感じではないでしょうか。
このところ、また欧米を中心に武漢ウイルスの感染が広がって、ロックダウンが行なわれるようになってしまいました。
来年度が、このガイダンス通りになるよう祈りたいと思います。
早いところ、安全なワクチンが開発されて、ゆっくりスタバでコーヒーを飲める日が来てもらいたいものです。

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