エヌビディア(NVDA)が、2021年度第3四半期(2020年8-10月)の決算を発表しました。
米国会計基準のGAAPと、より業務の実態を表すNon-GAAPの数字は、それぞれどうだったのでしょうか。
GAAP
まずは、GAAPから。
売上は、前年同期比+57%の増収でした。
営業利益は、前年同期比+51%の増益、純利益も+49%の増益でした。
前回決算発表時に示されたガイダンスと比べても、以下の通り実績は上回っています。
Non-GAAP
次に、Non-GAAPの数字を見てみます。
GAAPよりも数字は良くなり、営業利益は、前年同期比+72%の増益、純利益も+66%の増益でした。
こちらもGAAPと同様に、前回決算発表時に示されたガイダンスよりも、実績が上回っています。
セグメント別売上
続いて、セグメント別の売上です。
特記すべきは、ゲーム部門の前年同期比+37%、データセンターの2.6倍(+162%)の伸びです。
前四半期では、初めてデータセンター部門の売上がゲーム部門の売上を上回りましたが、今四半期は下馬評通り、またゲーム部門が上回りました。
ただし、売上に占めるゲーム部門の割合は、前年同期には過半数の55%を占めていましたが、今四半期には48%と半数を割りました。
一方、データセンターは24%→40%と存在感を増しています。
これからの伸びが更に楽しみです。
データセンター部門の売上は、買収したメラノックスの貢献分を除いても、前年同期比+77%の増収です。
これは、アンペール・アーキテクチャー製品の貢献によるものです。
株価の動き
以上のように素晴らしい増収増益を受けて、株価はさぞや上昇したことでしょう。
と、思いきや。
発表後の時間外では、しっかり下落していました。
米国時間11月18日終値(発表前) US$537.15 前日比+US$0.26(+0.05%)
米国時間11月18日時間外(発表後) US$530.51 終値比▲US$6.64(▲1.24%)
期待が、もっと大きかったということでしょうか。
しかし、私は全く気にしていません。
面白いことに、前回の決算発表時と、全く同じ動きなのです。
では、その下落後、株価はどうなったでしょうか。
ご存知の通り、結局、また爆上げです。
何しろ。
現在、アンペール・アーキテクチャー製品などは、需要が旺盛過ぎて、供給が間に合わない状況だそうです。
商売繁盛継続中です。
また、1年半後にはARM買収完了も予定されています。
これは、もう、長期保有あるのみではないですか。
※個人の感想です。
来四半期のガイダンス(見込み)は、こちらをご覧下さい。
⇒ エヌビディア(NVDA) 2021年度第4四半期(2020年11月ー2021年1月)のガイダンスやいかに?
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