2020年11月6日金曜日

アマゾン(AMZN) 2020年度第3四半期(2020年7-9月)決算発表

アマゾン(AMZN)が、2020年度第3四半期 (2020年7-9月)の決算を発表しました。

武漢ウイルスというのは、どこの星で流行っている病なのですか?

思わず、そう聞きたくなるような好決算をご覧下さい。

GAAP (百万USドル)3Q20193Q2020増減
売上$69,981$96,145$26,16437%
営業利益$3,157$6,194$3,03796%
純利益$2,134$6,331$4,197197%
一株利益(希薄化後)$4.23$12.37$8.14192%

売上は、前年同期比+37%の増収。

文句なしです。

営業利益は、前年同期比+96%の増益。

簡単に言うと、儲けが2倍になりました。

純利益も、前年同期比+197%の増益。

これも、分かりやすく言うと、儲けが3倍になっています。

ということで、もうこれ以上語る必要もないようにも思えますが、折角なので続けたいと思います。

それでは、前年同期比+37%の増収となった売上の内訳を見てみましょう。

売上3Q20193Q2020増減
北アメリカ$42,638$59,373$16,73539%
海外$18,348$25,171$6,82337%
AWS$8,995$11,601$2,60629%
売上合計$69,981$96,145$26,16437%

北アメリカで+39%、海外で+37%、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)で+29%の伸びと、満遍なく伸びています。

次に、前年同期比で2倍となった営業利益は、どうでしょうか。

営業利益3Q20193Q2020増減
北アメリカ$1,282$2,252$97076%
海外-$386$407$793
AWS$2,261$3,535$1,27456%
営業利益合計$3,157$6,194$3,03796%

北アメリカでは、+76%の増益。

海外では、赤字が黒字に転換。

そして、AWS (アマゾン・ウェブ・サービス)では、+56%の増益です。

AWS (アマゾン・ウェブ・サービス)が凄いのは、売上に占める割合が12%に過ぎないにもかかわらず、営業利益の57%を叩き出していることです。

3Q2020売上営業利益
北アメリカ62%36%
海外26%7%
AWS12%57%
合計100%100%

売上に対する営業利益の割合である営業利益率を見ても、その驚異さが分かります。

イーコマースの営業利益率が数パーセントであるのに対して、AWS (アマゾン・ウェブ・サービス)の営業利益率は、30%もあるのです。

営業利益率3Q20193Q2020
北アメリカ3%4%
海外-2%2%
AWS25%30%
営業利益合計5%6%

クラウド事業は、これからも飛躍的に伸びていく事業なので、これからのAWS (アマゾン・ウェブ・サービス)の伸びも、大いに期待したいものです。

最後に、2020年度第4四半期のガイダンスを見ておきましょう。

4Q2019(実績)4Q2020(予想)伸び率(予想)
売上
$87,437
$112,000+28%
$121,000+38%
営業利益
$3,879
$1,000-74%
$4,500+16%

来期の売上は、前年同期比で、+28%~+38%の伸びを見込んでいるとのこと。

そして、来期の営業利益は、武漢ウイルス対策費用を4,000百万USドル見込んだ上で、▲74%~+16%の、1,000百万USドル~4,500百万USドルを見込んでいるとのことです。

因みに、前回の決算発表時の、今期(第3四半期)のガイダンスは次の通りでした。

3Q2019(実績)3Q2020(予想)伸び率(予想)
売上
$69,981
$87,000+24%
$93,000+33%
営業利益
$3,084
$2,000-35%
$5,000+62%

蓋を開けてみると、売上は、+24%~+33%の伸びの予想に対して、実際には+37%の伸びでした。

そして、営業利益は、▲35%~+62%の伸びの予想に対して、実際には+96%の伸びでした。

何とも控えめな予想だったと言えます。

ということで、第4四半期も、また、いい意味で予想の範囲を逸脱してもらいたいものです。

そして、アマゾン(AMZN)なら、簡単にやってしまいそうな気もします。

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