照の富士が優勝したと思ったら横綱白鳳が引退、ニューヨークからは遂にポニーテールKKが帰国し、自民党の新総裁には岸田氏が選ばれました。
世の中、動いています。
しかし。
米国時間の9月28日、また派手にハイテク株が下落したこともあり、今、私の頭の中は、引き続き長期金利上昇とハイテク株下落の関係で一杯です。
ということで。
長期金利上昇とハイテク株下落の関係を考えるシリーズの第2弾です。
長期金利上昇の因果関係を整理すると、
景気回復、物価上昇 ⇒ 当局による国債等購入の縮小 ⇒ 国債価格下落 ⇒ 長期金利上昇
という流れがあります。
前回は、ここにスポットを当てていました。
⇒ 長期金利上昇 ⇒ ハイテク株下落 この因果関係を説明する究極の理論?
しかし、今回は、もうひとつ別の視点で見てみます。
資金供給量です。
当局は、コロナ禍ということで、経済を刺激するために、市中から国債を購入することによって資金を供給していましたが、その資金の一部はコロナ禍でも成長が見込まれるハイテク株に向かっていました。
しかし、ようやくコロナ禍も終わりが見えてきました。
すると、今度は逆に、引き締めが行なわれます。
市中からの国債購入量を減らして、資金供給を減らす訳です。
その結果として、その資金が向かっていたハイテク株が現在売られています。
これを短期投資家(=投機家)の側から見ると、
景気回復、物価上昇 ⇒ 当局による国債等購入の縮小 ⇒ 資金供給量の減少 ⇒ てっとり早く儲けようと思って買っていたハイテク株を損失が出る前に売却する
うーん、そういうことか。
しかし。
折角コロナ禍の終わりが見え、これから景気が回復するというのに、どうして株価が下落しなければならないのでしょうか。
景気回復によって、ハイテク企業の業績は、これからもっと良くなっていくはずではないですか。
考えられるのは、投資の視点の違いです。
長期投資家は、長期的な企業の業績を考える。
短期投資家(=投機家)は、短期的な株価の動きを考える。
もちろん、経済全体の動きは大切です。
しかし、現在の動きは、非常事態から通常事態への移行であって、大きなバブルが弾けたとかそういうことではありません。
そして、現在、ハイテク株自体に問題はありません。
つまり、昨今の投機的資金の動きによる影響が無くなれば、また従来の上昇基調に戻るはずだと私は考えます。
ということで。
まあ、戻るのに多少時間は掛かるかもしれませんが、株価下落のストレスを貯めずに、果報を寝て待ちたいと思います。
※ 個人の感想です。
「こんな説明、当たり前すぎて前から知ってたよ」という方も、私なりに一生懸命考えた結果なので、下の「米国株」をクリックしてやって下さい。
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