⇒ 恒大ショック! 頭を冷やして冷静に下落率を比較してみると?
ホント、迷惑な話です。
世間では、
「リーマンショックほどのインパクトはない(だろう)」
とか、
「中国政府の出方次第」
とか言われていますが、簡単にまとめると、
「どれくらいの影響があるかはまだ分からない」
ということでしょうか。
こういう時は、とりあえず1次資料にあたってみようということで、恒大集団のアニュアルレポートから、直近5年間の負債、資本、資産の推移を拾ってみました。
単位は百万人民元で感覚が掴めませんが、見たいのは負債比率なので、問題ありません。
負債比率 = 負債 ÷ 資本 × 100
あらま。
ここ2~3年多少減ってはきたものの、600%前後で推移しています。
もちろん、負債比率も低ければ低いほど良いというものではありません。
しかし。
いくら高くても良いというものでも決してありません。
国や業界によって、適正な負債比率というものがあるとは思います。
ただ、私が言えることは、
「負債比率が600%前後もある企業には近寄らないだろうなあ」
ということでしょうか。
この会社のいわゆる「理財商品」に手を出した方には「お気の毒」としか言えませんが、くれぐれも世界経済(手を出さなかった人々)に影響を与えることがないように、中国政府にはしっかり対応してもらいたいと思います。
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