米国時間の12月2日、米国当局がエヌビディア(NVDA)のARM買収について、差し止めを求めて提訴しました。
一緒になると半導体業界の競争が阻害されるから、というのがその理由です。
おー、そう来ましたか。
米中の新冷戦がらみで、中国当局からの妨害は予想され懸念してきましたが、
⇒ エヌビディア(NVDA) 2021年注目のトピックスは?
まさかお膝元の米国当局からも反対されるとは思っていませんでした。
「ブルータス、お前もか!」
ジュリアス・シーザーの心境が分かる気がします。
とは言え。
それほど狼狽えていない自分がいるのも確かです。
そんな気分を、この提訴が発表された後の不可解な株価の動きも表しているのでしょうか。
何と、この発表の当日には+2%超も上昇し、その翌日に▲4%超の下落をしているのです。
12月2日 提訴発表
12月2日終値 321.26USドル 前日比+6.91USドル(+2.20%)
12月3日終値 306.93USドル 前日比▲14.33USドル(▲4.46%)
投資家の気持ちを勝手に解釈すると、発表当日には、
「この買収は元々難しいなと思っていたので、かえってハッキリして良かったかも」
と思ったものの、その翌日、
「でも違約金のこともあるし、とりあえず売っとこうかな」
というところでしょうか。
まあ、提訴の行方がどうなるかは分かりませんが、どう転んだとしてもエヌビディア(NVDA)の勢いは変わりません。
ということで、ここは慌てず騒がず。
果報は寝て待て。
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