エヌビディア(NVDA)の2月―4月期決算は、市場予想も上回り、超の字が付くほどの増収増益好決算でした。
⇒ エヌビディア(NVDA) 2022年度第1四半期決算発表 史上最高売上高更新で超増収増益!
ところが、決算発表後の株価は低迷。
米国時間5月27日終値 619.52USドル 前日比▲8.48USドル(▲1.35%)
何故でしょう?
私は当初、その数日前の株式分割発表による高騰の反動かな?と思っていました。
ところが。
どうやら低迷の理由はそれだけではなかったようです。
それは。
売上に占める暗号通貨用の割合が不明だったから。
え?
でも、エヌビディア(NVDA)は、ちゃんと暗号通貨マイニング専用カードを発売しています。
⇒ エヌビディア(NVDA) 暗号通貨マイニング専用カードを発売
そして、そのカードの売上は、第1四半期には155百万USドルだったとのこと。
(因みに、第2四半期には、その売上は400百万USドルと見込まれています)
だったらどうして不明なの?
そのこころは。
それ以外に、ゲーム用として売られたチップの内、どれだけが暗号通貨マイニング目的に買われたかが不明だったというのです。
エヌビディア(NVDA)は、ゲーム用チップを確保するために、わざわざゲーム用のチップのハッシュレートを制限して、暗号通貨マイニング効率を▲50%低減し、棲み分けを行なっていました。
それにもかかわらず、ゲーム用チップを暗号通貨マイニングに使う理由が私には分かりませんが、とにかくそういうことのようです。
確かに。
2018年の暗号通貨の価格暴落に伴う需要の激減の際には、チップの在庫が膨らんで、エヌビディア(NVDA)の投資家もかなり痛い目にあいました。
売上の内、暗号通貨マイニング用の割合が高いとすれば、場合によってはまた2018年の二の舞にもなりかねません。
ということで。
これだけの好決算だったにもかかわらず株価が上昇しないのは、それだけ投資家にその時のトラウマがまだ残っているということなのでしょう。
実は、いまだに私は暗号通貨の仕組みが理解できていません。
従って、暗号通貨マイニングの世界はブラックボックスのままです。
そういう意味では、よく分からないという「気持ち悪さ」も理解できます。
しかし。
その内、実態も明らかになっていくことでしょう。
また。
いずれにしても。
今や、エヌビディア(NVDA)にとって、暗号通貨が占める割合は多くなくなってきています。
従って。
この株価低迷も一時的なものに違いありません。
何しろ。
「超の字が付くほどの増収増益好決算」だったのですから。
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