これまで楽天グループの無担保社債について色々調べてきました。
そして、
・楽天市場、楽天証券、楽天銀行等は好調で成長を続けている
・しかし、楽天モバイルの巨額基地局投資が楽天グループ全体の足を引っ張っている
・それも2025年には改善され黒字化する(かもしれない)
等が分かってきました。
ここまでずっと付き合ってくると、楽天グループにも愛着が湧いてきます。
すると、
「基地局の設置投資さえ終われば、その後の楽天グループの成長は凄いかも?」
「だったら債券投資より株式に投資した方がいいかもしれない?」
などという考えも浮かんできます。
ということで、無担保社債(以下、社債)と普通社債(以下、株式)の比較をしてみました。
<投資期間>
投資期間は、社債が2年、株式は無期限です。
<最低投資額>
最低投資額は、社債が50万円で、証券会社の手数料は掛かりません。
株式は、1月20日現在の株価が1株633円で100株単位なので6万3千3百円です。これに証券会社の手数料が加算されます。
<リスク>
債券のリスクは、金利が上昇すれば債券価格が下がる可能性もありますが、取り合えず2年間倒産せずその間持ち続ければ償還時に額面で戻って来るので、リスクは小さいといえるでしょう。
一方、株式は、業績や経済状況によって、株価は上がるかもしれないし下がるかもしれない、上がるとしても随分先かもしれないし、場合によっては爆上げするかもしれない、つまりリスクは大きいといえるでしょう。
<倒産時の弁済順位>
万が一企業が倒産した場合の弁済順位は、担保付社債、無担保社債、劣後債、優先株式、普通株式の順番です。
ということで、株式の方が下です。
<利回り>
社債の利率は1月27日に決定されますが、目安として年2%~4%。
今後どうなるか分かりませんが、現在の金利状況を考えると中々の利回りです。
一方、株式の利回りは、配当利回り、優待利回り、値上がり益の合計です。
・配当利回りは、現在の配当が1株当たり年4.5円で、株価が633円なので、
4.5円÷633円=0.71%。
・優待利回りは、100株で5年未満の場合、楽天市場などで使える「楽天キャッシュ」が年500円分もらえるので、
500円÷100株÷633円=0.79%。
配当利回りと優待利回りを足した利回りは、
0.71%+0.79%=1.50%となります。
また、保有期間が5年以上になると「楽天キャッシュ」が年1,000円になるので、
優待利回りは、1,000円÷633円=1.58%となり、
配当利回りと優待利回りを足した利回りも、0.79%+1.58%=2.29%となります。
・値上がり益は、1年後の目標株価はアナリストによって異なりますが、安全を見て低めの793円とすれば、
(793円ー633円)÷633円=25%です。
ただし、どうなるかは神のみぞ知るです。
<結論>
果たしてどちらがいいのか?
そもそも債券投資か株式投資かは、資産全体のポートフォリオに因るので、こんな比較は意味が無い?
御もっともです。
結局「人による」ということで。
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