2021年8月17日火曜日

エヌビディア(NVDA) 安定の自己資本比率 弾なら潤沢にあります



エヌビディア(NVDA)の2022年度第2四半期(2021年5月ー7月)決算発表前の確認第2弾です。

前回の記事では、フリーキャッシュフローが順調に増え続けていることを確認しました。

⇒ エヌビディア(NVDA) 順調に増え続けるフリーキャッシュフロー

今回は、自己資本比率を見てみたいと思います。

このところエヌビディア(NVDA)は、次々と大型買収を決め、戦略的に攻めの経営を続けています。

今更ながら、その資金をどのように調達しているのか、負債の状況が気になるところです。

何しろ2020年(エヌビディアの2021年度)には、メラノックス・テクノロジーズを7,000百万USドルで買収。

そして現在は、合計40,000百万USドルにのぼるARMの買収を進めているところです。

金額(百万USドル)説明
$21,500エヌビディア株式
$12,000現金(署名時に$2,000、決済時に$10,000)
$5,000成果支払い(株式+現金)
$1,500アーム従業員へのエヌビディア株式報酬
$40,000合計

この買収の半分以上は株式による支払いではあるものの、負債等の問題は無いのでしょうか。

ということで、過去5年間の負債、自己資本、総資本の推移を見てみます。

(百万USドル)2017FY2018FY2019FY2020FY2021FY1Q2022FY
負債$4,048$3,770$3,950$5,111$11,898$12,022
自己資本$5,762$7,471$9,342$12,204$16,893$18,774
総資本$9,810$11,241$13,292$17,315$28,791$30,796

確かに、7,000百万USドルでメラノックス・テクノロジーズを買収した2021年度には負債(棒グラフの青)が増えています。

しかし。

自己資本比率の推移を見ると、60%前後を維持しています。

内部留保の積み上げで、自己資本もそれなりに増えているからです。

米国の主要500社の自己資本比率の平均は32%であるとのこと。

60%前後あれば、十分どころか超優秀です。

全く問題ありませんでした。

ということで。

米国時間水曜日の決算発表でも、自己資本比率がどう変化しているか、楽しみにしたいと思います。

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