遅ればせながら。
アマゾン(AMZN)の2021年度第2四半期決算発表の際に示された、第3四半期(7月―9月)のガイダンスについて見てみたいと思います。
売上は、前年同期比+10%~+16%の増収を見込んでいますが、
営業利益は、前年同期比▲60%~▲3%の減収が見込まれています。
この低調なガイダンスの要因は、コロナウイルス需要で好調だった昨年の反動によるもののようです。
尚、この営業利益予想には、コロナウイルス対策費用の1,000百万USドルが含まれているとのことですが、前年同期にも対策費用はかかっていたので、減益の言い訳にはなりません。
念のため、コロナウイルスの影響が無かった2年前の同期と比べてみます。
すると。
売上は、+51%~+60%の増収。
営業利益は、▲21%の減益から+90%の増収まで幅がありますが、「たら、れば」で言うと、コロナウイルス対策費用の1,000百万USドルが無ければ減益にはならないと言えるかもしれません。
それにしても。
今までの勢いを考えると、ちょっと元気が無いように思えます。
ジェフ・ベゾス氏のCEO退任と共に、これまでの成長に翳りが出てきたのでしょうか。
ガイダンスが示された決算発表後の株価急落を考えると、気になるところでもあります。
米国時間7月30日終値 3,327.59USドル 前日比▲272.33USドル(▲7.56%)
しかし。
アナリストのコメントを拾ってみると、そうでもなさそうです。
短期的には影響はあるものの、イーコマースの長期的な需要増や、世界的なクラウド化によるAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の勢いを考えると、今後も「ヘルシーな」成長が続くだろうとのこと。
処方箋薬ビジネスや遠隔医療ビジネスなど、今後の成長ビジネスも目白押しです。
ということで。
ここでジタバタする必要は無さそうです。
こういう時こそ、果報を寝て待てばいいのです。
※ 個人の感想です。
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