2022年5月27日金曜日

エヌビディア(NVDA) 2023年度第1四半期決算 四半期ベースで最高売上更新&増収増益(ただし、ARM買収断念違約金が無ければ)



エヌビディア(NVDA)が、2023年度第1四半期(2022年2月ー4月)の決算を発表しました。

売上は、前年同期比+46%の増収でした。

1Q20221Q2023増減
売上$5,661$8,288$2,62746%

このコロナ禍にあって、四半期ベースで最高売上を更新しています。

大したものです。


利益はどうでしょうか。

<GAAP>

GAAP1Q20221Q2023増減
営業利益$1,956$1,868-$88-4%
純利益$1,912$1,618-$294-15%
一株利益$0.76$0.64-$0.12-16%

GAAP(米国会計基準)ベースでは、残念ながら前年同期比マイナスとなってしまいました。

なぜなら。

ARM買収断念による違約金の1,350百万ドルが損金計上されたためです。

⇒ エヌビディア(NVDA) ARM買収断念を発表 それでも得られた貴重なものとは?

(てっきり違約金は、ソフトバンクに手付金として支払った1,250百万USドルだと思っていたのですが、決算発表を見ると1,350百万ドルとなっていました。

どういうことでしょう?

まあ、取り合えずその疑問は置いておくとして)

その結果、営業利益は、前年同期比▲4%の減益。

純利益も▲15%、1株利益も▲16%の減益に終わってしまいました。


しかし!

1,350百万ドルの一過性(!)の違約金が無かった場合の、Non-GAAPベースの利益を見てみようではありませんか。

<Non-GAAP>

Non-GAAP1Q20221Q2023増減
営業利益$2,557$3,955+$1,398+55%
純利益$2,313$3,443+$1,130+49%
一株利益$0.91$1.36+$0.45+49%

すると。

営業利益は、前年同期比+55%の増益。

純利益、1株利益も+49%の増益です。

立派なものです。

これが真の実力です。

ということで。

このところ外部要因によって株価は低迷していますが、気にすることはありません。

安心して果報を寝て待つこととします。

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