2022年5月5日木曜日

スターバックス(SBUX) 2022年度第2四半期決算 増収増益 もっと悪いのかと思っていたら頑張ってました



スターバックス(SBUX)が、2022年度第2四半期(1月-3月)の決算を発表しました。

営業利益ベースは減益でしたが、純利益で見れば増収増益でした。

中国でのコロナ感染拡大に伴うロックダウンや、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う制裁やらで、もっと悪い決算を漠然と予想していたのですが、蓋を開けてみると思ったよりも善戦していたようです。


<売上>

売上は、前年同期比+15%もの増収でした。

2Q2021 (1-3月)2Q2022 (1-3月)増減
売上$6,668.0$7,635.6+$967.6+15%

特に、アメリカでの伸びが貢献しています。

売上2Q2021 (1-3月)2Q2022 (1-3月)増減
アメリカ$4,638.5$5,445.7+$807.2+17%
海外$1,637.0$1,702.4+$65.4+4%
チャネル開発$369.9$463.1+$93.2+25%
その他$22.6$24.4+$1.8+8%
売上合計$6,668.0$7,635.6+$967.6+15%


利益はどうでしょうか。

<利益ーGAAP>

まずは、米国会計基準(GAAP)の数字から。

GAAP2Q2021 (1-3月)2Q2022 (1-3月)増減
営業利益$987.6$948.9-$38.7-4%
純利益$659.4$674.5$15.12%
EPS(希薄化後)$0.56$0.58$0.024%
DPS$0.45$0.49$0.049%

営業利益は、残念ながら前年同期比▲4%の減益でした。

アメリカでは前年同期比+4%の増益でしたが、海外での▲30%の減益が響いてしまいました。

営業利益2Q2021 (1-3月)2Q2022 (1-3月)増減
アメリカ$896.4$931.5+$35.1+4%
海外$258.1$180.7-$77.4-30%
チャネル開発$172.6$197.9+$25.3+15%
その他-$339.5-$361.2-$21.7-
営業利益合計$987.6$948.9-$38.7-4%

しかし、純利益では+2%、1株利益では+4%と、それぞれ増益となっています。

その結果。

配当は、1株あたり+4セントの増配継続中です。


将来の運営パフォーマンスを占ったり、過去のパフォーマンスと比較するために有益なNon-GAAPベースの数字はどうでしょうか。

<利益ーNon-GAAP>

Non-GAAPは、ジョイントベンチャーの売却益や、資産の帳簿価格の低下等による減損、買収で得た無形資産の償却などを除いたベースです。

Non-GAAP2Q2021 (1-3月)2Q2022 (1-3月)増減
営業利益$1,064.9$996.4-$68.5-6%
EPS(希薄化後)$0.61$0.59-$0.02-3%

すると、営業利益は前年同期比▲6%の減益。

1株利益も、▲3%の減益となっています。

しかし。

市場は今回の決算を好意的に受け止めているようで、決算発表翌日の始値は前日比+6%超の上昇となっています。

米国時間5月4日始値 79.31USドル 前日比+4.98USドル(+6.70%)

1日も早く、コロナも悲惨な戦争もない中で、ゆっくりとコーヒーを味わいたいものです。

もちろん。

スターバックス(SBUX)の増収増益と、株価の史上最高値更新を伝えるニュースを読みながら。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿