スターバックス(SBUX)が、2022年度第2四半期(1月-3月)の決算を発表しました。
営業利益ベースは減益でしたが、純利益で見れば増収増益でした。
中国でのコロナ感染拡大に伴うロックダウンや、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う制裁やらで、もっと悪い決算を漠然と予想していたのですが、蓋を開けてみると思ったよりも善戦していたようです。
<売上>
売上は、前年同期比+15%もの増収でした。
特に、アメリカでの伸びが貢献しています。
利益はどうでしょうか。
<利益ーGAAP>
まずは、米国会計基準(GAAP)の数字から。
営業利益は、残念ながら前年同期比▲4%の減益でした。
アメリカでは前年同期比+4%の増益でしたが、海外での▲30%の減益が響いてしまいました。
しかし、純利益では+2%、1株利益では+4%と、それぞれ増益となっています。
その結果。
配当は、1株あたり+4セントの増配継続中です。
将来の運営パフォーマンスを占ったり、過去のパフォーマンスと比較するために有益なNon-GAAPベースの数字はどうでしょうか。
<利益ーNon-GAAP>
Non-GAAPは、ジョイントベンチャーの売却益や、資産の帳簿価格の低下等による減損、買収で得た無形資産の償却などを除いたベースです。
すると、営業利益は前年同期比▲6%の減益。
1株利益も、▲3%の減益となっています。
しかし。
市場は今回の決算を好意的に受け止めているようで、決算発表翌日の始値は前日比+6%超の上昇となっています。
米国時間5月4日始値 79.31USドル 前日比+4.98USドル(+6.70%)
1日も早く、コロナも悲惨な戦争もない中で、ゆっくりとコーヒーを味わいたいものです。
もちろん。
スターバックス(SBUX)の増収増益と、株価の史上最高値更新を伝えるニュースを読みながら。
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