2022年4月27日水曜日

アルファベット(GOOG) 2022年度第1四半期決算 増収減益 減益の原因はその他損益の悪化だった?



アルファベット(GOOG)の2022年度第1四半期(1月-3月)の決算が発表されました。

市場で予想されていた通り、増収減益でした。

⇒ アルファベット(GOOG) 2022年度第1四半期の1株利益は前年同期を下回るらしいって本当?


<売上>

1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
売上$55,314$68,011+$12,697+23%
営業利益$16,437$20,094+$3,657+22%
純利益$17,930$16,436-$1,494-8%
EPS(希薄化後)$26.29$24.62-$1.67-6%

売上は、前年同期比+23%の増収。

細かいことを言えば、以下の通り市場予想は68,200百万USドルだったので多少未達とはいうものの、前年同期比+23%の増収という意味では予想通りと言えるでしょう。

1Q2021 (1-3月)実績1Q2022 (1-3月)市場予想増減
売上$55,314$68,200+$12,886+23%

セグメント別売上は以下の通りです。

売上1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
グーグルサービス$51,178$61,472+$10,294+20%
グーグルクラウド$4,047$5,821+$1,774+44%
その他将来嘱望企業$198$440+$242+122%
ヘッジ利益・損失-$109$278+$387-
売上合計$55,314$68,011+$12,697+23%

メインのグーグルサービスは、前年同期比+20%の増収。

グーグルクラウドは、+44%の増収でした。


<利益>

1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
売上$55,314$68,011+$12,697+23%
営業利益$16,437$20,094+$3,657+22%
純利益$17,930$16,436-$1,494-8%
EPS(希薄化後)$26.29$24.62-$1.67-6%

営業利益は、前年同期比+22%の増益でした。

営業利益には何の問題もありません。

セグメント別営業利益は以下の通りです。

営業利益3Q2020 (7-9月)3Q2021 (7-9月)増減
グーグルサービス$19,546$22,920+$3,374+17%
グーグルクラウド-$974-$931+$43+4%
その他将来嘱望企業-$1,145-$1,155-$10-1%
ヘッジ利益・損失-$990-$740+$250+25%
売上合計$16,437$20,094+$3,657+22%

グーグルサービスは、前年同期比+17%の増益でしたが、営業利益は相変わらずグーグルサービスに負んぶに抱っこの状況です。

グーグルクラウドは、わずかに赤字幅は縮小したものの、赤字の状況に変わりはありませんでした。

一方で。

営業利益は増益だったものの、純利益では前年同期比▲8%の減益となってしまいました。

その原因は、以下の通り、その他損益の悪化でした。

1Q2021 (1-3月)1Q2022 (1-3月)増減
その他損益$4,846-$1,160-$6,006-124%

その結果、1株利益も、前年同期比▲6%の減益となりましたが、これは▲2%の市場予想よりも悪いものでした。

1Q2021 (1-3月)実績1Q2022 (1-3月)市場予想増減
EPS(希薄化後)$26.29$25.65-$0.64-2%

この減益の原因であるその他損益の悪化が何によるものかは気になるところですが、詳しい内容は今のところ不明です。

続報にご期待下さい。

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