2022年7月27日水曜日

アルファベット(GOOG) 2022年度第2四半期決算 増収減益 発表後の時間外で株価+5%近く上昇



アルファベット(GOOG)が、2022年度第2四半期(4月ー6月)の決算を発表しました。 

増収減益でした。

2Q2021 (4-6月)2Q2022 (4-6月)増減
売上$61,880$69,685+$7,805+13%
営業利益$19,361$19,453+$92+0%
純利益$18,525$16,002-$2,523-14%
EPS(希薄化後)$1.36$1.21-$0.15-11%

売上は、前年同月比+13%の増収でした。

営業利益は、前年同月比で僅かにプラスになったものの、ほぼ横と言えるでしょう。

一方。

純利益は、前年同月比▲14%の減益となっています。

その要因としては、その他損益の悪化が挙げられますが、これが何に因るものなのかは不明で、今後の宿題とさせて下さい。

2Q2021 (4-6月)2Q2022 (4-6月)増減
その他損益$2,624-$439-$3,063-117%

その結果、1株利益は▲11%の減益です。

ただし、▲14%の純利益に対して、1株利益が▲11%で済んでいるのは、精力的な自社株買いのお陰でしょうか

2Q2021 (4-6月)2Q2022 (4-6月)増減
自社株買い$12,796$15,197+$2,401+19%


<売上>

増収となった売上の内訳を見てみます。

売上2Q2021 (4-6月)2Q2022 (4-6月)増減
グーグルサービス$57,067$62,841+$5,774+10%
グーグルクラウド$4,628$6,276+$1,648+36%
その他将来嘱望企業$192$193+$1+1%
ヘッジ利益・損失-$7$375+$382-
売上合計$61,880$69,685+$7,805+13%

グーグルサービスは、前年同期比+10%と堅調な伸びです。

グーグルクラウドは、前年同期比+36%と元気に成長を続けています。


<営業利益>

次に営業利益の内訳を見てみましょう。

営業利益2Q2021 (4-6月)2Q2022 (4-6月)増減
グーグルサービス$22,343$22,770+$427+2%
グーグルクラウド-$591-$858-$267-
その他将来嘱望企業-$1,398-$1,686-$288-
ヘッジ利益・損失-$993-$773+$220-
売上合計$19,361$19,453+$92+0%

営業利益を稼ぎ出しているのは、専らグーグルサービスで、前年同期比+2%の伸びでした。

グーグルクラウドは、売上は伸びているものの、相変わらずまだ利益を生み出していません。


果たして、この決算は良かったのか、それとも、そうでもなかったのか。

決算発表前後の株価を見てみます。

発表前 7月26日終値 105.44USドル 前日比▲2.77USドル(▲2.56%)

発表後 7月26日終了後 110.50USドル 終値比+5.06USドル(+4.80%)

これだけ見ると、良かったのかなと思いますが、どうなのでしょう。

敢えて言うとすれば、

「発表前に売ってしまった人、やっちまったなー!」

ぐらいでしょうか。

果報は寝て待て。

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