TSMC (TSM)の株価は現在低迷中ですが、その業績や技術力を見る限り焦る必要は全くありません。
というのが私のスタンスです。
⇒ TSMC (TSM) 売上絶好調も株価は低迷 ひとはこれを豊作貧乏という
⇒ TSMC (TSM) 微細化(5nm→3nm→2nm)計画 バフェット氏のいう「Moat」(堀)とはこれのことだ
しかし。
実を言うと。
唯一心配しているリスクがひとつだけあります。
中国による台湾への武力侵攻です。
ただし、そんなことが起きる確率は極めて低く、言ってみれば万にひとつの確率で。
などと、今まではそう思っていたのですが、ロシアによるウクライナ侵攻を目の当たりにして、ちょっと心配は増してきていました。
そこに持ってきて、目にした6月10日付け産経新聞の記事。
ハッキリ言って驚きました。
何しろ。
「中国政府系識者が主張 『TSMC奪い取る』」
仮にも識者といわれる人がこんな主張をしているとは!
どういう状況で発せられたコメントかは定かではありませんが、
中国が欧米によって厳しい経済制裁を受けた場合には、台湾を支配下に置いてTSMCを手中に収める必要がある、
とのこと。
これは穏やかではありません。
一方で。
そのような事態が起きた際の対応策が、米陸軍戦略大学の論文で示されているとのことで、更に驚きました。
曰く。
その際には、TSMCの生産設備を破壊し、技術者を海外に脱出させろ。
名付けて「焦土戦略」!
「ちむどんどん」の主人公でなくても、思わず「まさかや!」と叫んでしまう状況です。
もうこうなると私の想像力を遥かに超えています。
何しろ、ウクライナと同じ惨状がアジアでも繰り広げられるのですから。
日本も当然大きく影響を受けます。
まあ、それは置いておいても、TSMC(TSM)の株式に関わる対応策は次の2つ。
1.万が一に備えて、株式は売却する
2.こんなことは起こるはずはないから、株式は保有を続けて反騰を待つ
とりあえず自分としては、2.で行きたいと思います。
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