2023年3月16日木曜日

クレディ・スイスの決算状況がここまで酷かったとは



シリコンバレーバンク等米国の銀行破綻の影響は軽微だろうと胸を撫でおろしたのも束の間、次はクレディ・スイスの株価急落です。

正直、スイスの銀行ならきっと健全だろうとの印象しかなく、今までクレディ・スイスなど気にもしていませんでした。

ところが、株価が▲24%超の急落と聞いてビックリ。

保有するウェルズファーゴ(WFC)の株価もとばっちりを受けて下がっています。

その株価急落の理由は何か?

ネットを調べてみると、

・不祥事

・経営陣交代

・法的問題

・筆頭株主(サウジ・ナショナル・バンク)が出資引上げ可能性排除

等、不穏な言葉が出てくるは、出てくるは。

こんな時は客観的なデータを見るに限ります。

ということで、3年間の決算を調べてみました。

百万スイスフラン2020FY2021FY2022FY
売上CHF22,389CHF22,696CHF14,921
純利益/損失CHF2,669-CHF1,650-CHF7,293
1株利益/損失CHF0.99-CHF0.63-CHF2.55
ROE5.9%-3.8%-16.1%
ROTE6.6%-4.2%-17.4%

2022年度の売上は、前年比▲34%も減っています。

また、純損失も膨らんでいます。

もうこれだけでもお腹一杯ですが、頑張って1株利益/損失も見ておきましょう。

ROE、ROTEも軒並みマイナスです。

預金・純資産の流出も半端ありません。

リーマンショックを受けて銀行業界も厳しく規制されてきたはずなのにどうしたことでしょうか。

とりあえず良い知らせとしては、スイス国立銀行が手を差し伸べるということ。

私はクレディ・スイスとは縁も所縁もないのですが、金融市場の安定化のため、一日も早い事態の収束を願っています。

決して、とばっちりを受けて株価が下がってしまったウェルズファーゴ(WFC)のことだけを考えている訳ではありません。

本当です。

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2023年3月13日月曜日

ChatGPTの普及 ⇒ エヌビディア(NVDA)の需要増 ⇒ TSMC(TSM)の稼働増 = 勝利の方程式



自分自身は chatGPT をまだ使ったことがないのですが、このところ世間は chatGPT の話題で溢れています。

これを使えば卒論も書いてもらえるとか言われていますが、これを皆が使うようになったら、果たして人類はどうなってしまうのでしょう。

まあ、一旦その話は置くとして。

ただ一つだけ言えることは。

マイクロソフトの chatGPT やグーグルの Bard が普及すればするほど、それだけオープンAIに使われる半導体(GPU)の需要が増えていくということです。

つまり。

エヌビディア(NVDA)製品の需要が増加します。

そして。

それは、その勝者がマイクロソフトであろうとグーグルであろうと、はたまたその他の企業でも変わらないのです。

エヌビディア(NVDA)の株主にとって、何と素晴らしい状況でしょう。

そして、その構図はその製造でも変わりません。

実際にエヌビディア(NVDA)の製品を製造しているTSMC(TSM)の製造も同様に高稼働となります。

つまり。

chatGPTの普及 ⇒ エヌビディア(NVDA)の需要増 ⇒ TSMC(TSM)の稼働増

この状況。

野村監督が生きていたらきっとこう名付けることでしょう。

勝利の方程式!

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2023年3月3日金曜日

エヌビディア(NVDA) 2024年度第1四半期(2023年2月-4月)の見通し



エヌビディア(NVDA)が、2023年度第4四半期(2022年11月-2023年1月)の決算を発表しました。

⇒ エヌビディア(NVDA) 2023年度第4四半期決算 減収減益にもかかわらず株価+14%超の理由とは?

今回は、その際に発表された2024年度第1四半期(2023年2月-4月)の見通しを見ておきます。

結論から先に言うと、減収減益。


<売上>

1Q2023実績1Q2024見通し増減%
売上$8,288$6,500-$1,788-22%

売上は、前年同期比▲22%の減収が見込まれています。


<GAAPベース利益>

GAAP1Q2023実績1Q2024見通し増減%
営業利益$1,868$1,637-$232-12%
純利益$1,618$1,467-$151-9%

GAAPベースの営業利益は、前年同期比▲12%の減益。

純利益も、残念ながら▲9%の減益が想定されています。


<Non-GAAPベース利益>

Non-GAAP1Q2023実績1Q2024見通し増減%
営業利益$3,955$2,543-$1,413-36%
純利益$3,443$2,255-$1,188-34%

そして、Non-GAAPベースでも、営業利益は前年同期比▲36%の減益。

純利益は、▲34%の減益が想定されています。


しかし。

前回も言った通り、この減収減益の見通しを知った上で、決算発表翌日の株価は+14%超も高騰したのです。

米国時間2月23日終値 US$236.64 前日比+US$29.10(+14.02%)

つまり。

アナリスト達はもっと悪くなるはずだと見込んでいたことになります。

つまり。

アナリスト達の見立ては大したことがないということです。

つまり。

周りの雑音に煩わされることなく、果報を寝て待っていればよいということになります。

何故なら。

今後も、AIやDXに向けて、エヌビディア(NVDA)の半導体の需要増は間違いないのですから。

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<参考:元データ・ワークシート>

GAAPベース

GAAP1Q20231Q2024増減%
売上$8,288$6,500-$1,788-22%
粗利益率65.5%64.1%
売上総利益$5,431$4,167-$1,265-23%
営業費用$3,563$2,530-$1,033-29%
営業利益$1,868$1,637-$232-12%
営業外収益-$63$50$113-179%
税引き前純利益$1,805$1,687-$119-7%
税金(13.0%=1Q2024)$187$219$3217%
純利益$1,618$1,467-$151-9%

Non-GAAPベース

Non-GAAP1Q20231Q2024増減%
売上$8,288$6,500-$1,788-22%
粗利益率67.1%66.5%
売上総利益$5,563$4,323-$1,241-22%
営業費用$1,608$1,780$17211%
営業利益$3,955$2,543-$1,413-36%
営業外収益-$45$50$95-211%
税引き前純利益$3,910$2,593-$1,318-34%
税金(13.0%=1Q2024)$467$337-$130-28%
純利益$3,443$2,255-$1,188-34%

赤字は、エヌビディア(NVDA)発表の見通し。