シリコンバレーバンク等米国の銀行破綻の影響は軽微だろうと胸を撫でおろしたのも束の間、次はクレディ・スイスの株価急落です。
正直、スイスの銀行ならきっと健全だろうとの印象しかなく、今までクレディ・スイスなど気にもしていませんでした。
ところが、株価が▲24%超の急落と聞いてビックリ。
保有するウェルズファーゴ(WFC)の株価もとばっちりを受けて下がっています。
その株価急落の理由は何か?
ネットを調べてみると、
・不祥事
・経営陣交代
・法的問題
・筆頭株主(サウジ・ナショナル・バンク)が出資引上げ可能性排除
等、不穏な言葉が出てくるは、出てくるは。
こんな時は客観的なデータを見るに限ります。
ということで、3年間の決算を調べてみました。
2022年度の売上は、前年比▲34%も減っています。
また、純損失も膨らんでいます。
もうこれだけでもお腹一杯ですが、頑張って1株利益/損失も見ておきましょう。
ROE、ROTEも軒並みマイナスです。
預金・純資産の流出も半端ありません。
リーマンショックを受けて銀行業界も厳しく規制されてきたはずなのにどうしたことでしょうか。
とりあえず良い知らせとしては、スイス国立銀行が手を差し伸べるということ。
私はクレディ・スイスとは縁も所縁もないのですが、金融市場の安定化のため、一日も早い事態の収束を願っています。
決して、とばっちりを受けて株価が下がってしまったウェルズファーゴ(WFC)のことだけを考えている訳ではありません。
本当です。
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